ウェビナーのやり方は?ツールの選び方と、おすすめカメラ・マイクをご紹介

2020.09.08映像

ウェビナーのやり方は?ツールの選び方と、おすすめカメラ・マイクをご紹介

昨今、ウェビナーを開催する企業が増えています。では、これからウェビナーを始める場合にはどのようなツールや機器が必要なのでしょうか。
今回は、ウェビナーのやり方とおすすめのカメラやマイク、ツールをご紹介します。

ウェビナーとは

ウェビナー(Webinar)とはウェブ(Web)とセミナー(Seminar)を組み合わせた造語で、オンライン上で行うセミナーのことです。Webセミナーやオンラインセミナーとも呼ばれます。
感染症の感染拡大防止の観点から、対面前提の従来型セミナーや研修、展示会等のオフラインイベントの多くが開催自粛せざるを得ない状況となったことにより、オフラインセミナーからウェビナーへの移行が加速しました。企業の研修や新卒説明会のほか、顧客向けの製品説明会や株主総会などもウェビナーで行われることが増えています。

ウェビナーの開催方法(配信方式)は2つ

ウェビナーには以下の2種類の配信方式があります。

  • ライブ配信(リアルタイム配信)
  • 録画配信

ライブ配信は登壇者と参加者がコメントなどを通してリアルタイムでやり取りできるため、質疑応答などが実施できます。比較的、オフラインセミナーに近い感覚で開催できる配信方式だといえます。参加者からの質問が寄せられることの多い新卒説明会や製品説明会などは、ライブ配信のほうが適しているでしょう。
一方の録画配信は、事前に録画した動画を配信する方法です。リアルタイムでのやり取りはできませんが、一度動画を録画すれば同じ動画を利用して複数回のセミナー配信を行うことができることが大きなメリットです。繰り返し行う研修などの場合は、録画配信方式で開催するのが良いでしょう。また、参加者にとっては、いつでも好きな時間に視聴できる点がメリットのオンデマンド配信も、録画配信の一種です。

ウェビナーのメリット

開催企業が増えているウェビナーですが、どのようなメリットがあるのでしょうか。

コストを削減できる

コストを削減できる

オフラインセミナーは会場や現場スタッフを確保する必要があり、配布資料や会場設営の準備も必要なため、開催準備に時間と費用がかかります。
一方ウェビナーの場合は、社内の会議室などから最小限の人数で配信することが可能です。資料はPDFなどのデータで共有することができるため、印刷などの資料準備も不要です。手間もコストも抑えることができます
録画配信方式なら一度録画した動画を繰り返し使用できるため、さらなるコスト削減が可能です。

集客率アップが期待できる

ウェビナーは参加者にとっても、移動コストがかからずどこからでも参加ができるというメリットがあります。オフラインセミナーに比べて参加しやすいため、参加者増が見込めるでしょう。

ウェビナーのデメリット

コスト削減などのメリットがある一方で、ウェビナーにはデメリットもあります。デメリットも把握した上で、ウェビナーの準備を進めましょう。

配信環境やインターネット環境に左右される

ウェビナーはオンライン上で行うため、配信環境やインターネット環境によって動画の質が左右されます。接続が頻繁に切れたり、音声が聞こえにくい状況が続いたりすると、参加者の途中離脱も懸念されます。配信側の問題で動画の質が悪くなることのないよう、配信機器やインターネット回線には万全を期すようにしましょう

参加者のリアクションが分かりにくい

対面でのセミナーに比べると、参加者の反応が分かりにくい点もウェビナーのデメリットです。参加者の顔が見えるビデオ通話の場合でも画面を通してだとリアクションは掴みにくいため、チャット機能で意見を募るなどして双方向コミュニケーションが取れるようにすることをおすすめします。

ウェビナーのやり方

ウェビナーを開催するまでの流れは以下の通りです。

目的を明確にする

目的を明確にする

まずはウェビナーを開催する目的を明確にします。目的が定まっていないとツール選定や資料準備の段階で、判断にブレが生じやすくなります。アクションを起こす前に、ウェビナーを通じて最終的にどのような状態を目指すのかを明確にしておきましょう。

ウェビナーツールの選定

ウェビナーを配信する際に使用するツールの選定も早い段階で行います。配信方式や実施したい内容を決め、ツールの選定をしましょう。

資料や講師の準備

ウェビナー当日に使用する資料の作成や、登壇する講師の手配を行います。このステップは通常のセミナーと変わりありません。

配信環境の整備

当日、通信トラブルなどによってウェビナーが中断することのないよう、配信環境の整備を行います。安定したインターネット回線や、性能の高いカメラ・マイクなどの周辺機器を揃え、スムーズに配信ができるよう努めましょう。

配信の実施・振り返り

準備した資料などを使用してウェビナーを開催します。実施後には必ず振り返りを行い、改善点の洗い出しや分析を行い、次へ活かします。

ウェビナーにおすすめな周辺機器

ウェビナーを配信するためには、動画録画用のカメラやマイクが必要となります。ノートPCに内蔵されているカメラやマイクを使用してウェビナーを行うこともできますが、映像や音声が不明瞭になる恐れがあります。社内向けの研修などの場合は多少画質が悪くても問題ないかもしれませんが、顧客や就活生向けに行うウェビナーの場合は専用の機器を揃えたほうが良いでしょう。

JATO online shop マガジン編集部

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周囲の騒音を拾いにくい単一指向性でエコーキャンセリング機能も付いているので、クリアな音声を録音・配信できます。
スタンド付きで、話しやすさも見栄えも◎。背面にはヘッドホンやスピーカーが接続可能で、使いやすいUSBマイクです。

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最大で半径5mの音声を集音可能。全指向性と単一指向性を簡単に切り替えできるため、ウェビナーだけでなく、大人数が参加するWeb会議の場でも役立ちます。
スタンドの高さが調整できる点も、おすすめポイントのひとつです。

ウェビナーツール選定時のポイント

ウェビナー開催にあたっては、配信ツールも必要不可欠です。
ウェビナーツールを選定する際に最も重視したいのは、参加者のログインのしやすさです。ログイン方法が難しいツールはウェビナー参加のハードルが上がってしまうため、アカウント登録などの面倒な作業が不要なツールを選びましょう。
また、ウェビナーの最大接続人数も選定時の大事なポイントです。大人数を対象としたウェビナー開催を予定している場合は、参加可能人数も必ずチェックしてください。

ウェビナー開催におすすめツール

最後に、選定のポイントを満たしたウェビナーツールをご紹介します。

JATO online shop マガジン編集部

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無料ライセンスでも100人までの接続が可能ですが、有料ライセンスでZoomウェビナーサービスを利用すれば、最大10,000人の接続ができます。参加者は招待URLをクリックするだけでOKと、参加方法はとても簡単。

YouTubeやFacebookでのリアルタイム配信も可能で、チャットやアンケート機能も搭載。参加者の情報やエンゲージメントなどをレポート出力し、分析や今後のフォローにもつなげられます。
上記でご紹介した動画録画用のカメラやマイクは、すべてZoomに対応しています。

おわりに

今回は、ウェビナーのやり方やメリット・デメリットと併せ、おすすめの周辺機器・ツールをご紹介しました。
ウェビナーはコストの削減や集客率アップなどのメリットがありますが、オンラインならではのデメリットもあります。配信トラブルによってウェビナーが中断したり、十分な効果が得られなかったりといった事態を防ぐためにも、ウェビナー配信に適した機器やツールを使用することをおすすめします。

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タグ : Zoom ウェビナー とは
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